心理的衝撃としての原子爆弾【電子書籍】[ 不来方史郎 ]
Item Number 8
<p>原爆投下については、現在、種々のアメリカ側の史料がインターネット上で公開されている。
たとえば↓のような。
<br> www.trumanlibrary.org/whistlestop/study_collections/bomb/large/index.php?action=documentary<br> www.gwu.edu/~nsarchiv/NSAEBB/NSAEBB162/index.htm<br> nuclearfiles.org/menu/library/correspondence/index.htm<br> www.nuclearfiles.org/menu/key-issues/nuclear-weapons/history/pre-cold-war/hiroshima-nagasaki/index.htm<br> www.dannen.com/decision/index.html<br> www.anesi.com/<br> www.stelzriede.com/ms/html/mshwatmb.htm<br> www.ndl.go.jp/constitution/shiryo/01shiryo.html</p> <p><br> 本書は、これらの史料に日本側の史料も加え、<アメリカは何故原爆投下を決断したのか?>、<日本はどのように降伏したのか?>について書き記す。
</p> <p><br> つまりは、<br> ○何故ドイツには原爆を使わなかったのか?<br> ○何故アメリカは日本(など枢軸国たち)を無条件降伏させようとしたのか?そもそも無条件降伏とは何なのか?<br> ○アメリカは日本本土侵攻作戦を実行した場合、大損害を被ると本当に考えていたのか?原爆投下はそれを回避するためだったのか?<br> ○いわゆる天皇制の保証で日本は無条件降伏するという意見があったにもかかわらず、そうしなかったのは何故か?<br> ○逆に、もしアメリカが天皇制を保証していたら、日本は原爆投下前に降伏していたか?<br> ○アメリカは何故、ソ連に対日参戦してもらう必要があったのか?および、原爆投下はソ連参戦前に日本を降伏させるためだったのか?<br> ○原爆の使い方については、当時、「事前に警告を出すべき」・「示威的使用にすべき」という意見もあった。
にもかかわらず、直接都市に対する攻撃、しかも二回連続になったのは何故か?<br> ○そして実際のところ、日本はどのように無条件降伏したのか?原爆投下以外で日本が降伏していた可能性はあったか?<br> などの問いに対する回答を、試みるものである。
</p> <p><br> さわりとしては、このようなものである。
<br> 沖縄戦がほぼ終了した1945年6月18日時点で、トルーマンは日本本土侵攻作戦を承認する。
<br> その時点では、沖縄戦の実態は、不確かな伝聞としては伝えられていたが、ホワイトハウスには分かっていない。
<br> ところがその後、沖縄戦の実態が判明する。
ここでアメリカは、その損害の大きさに愕然とする。
および、軍民一体となった日本軍の死戦ぶりに、日本軍は最後まで絶対に降伏しないのだと、思い知らされる。
<br> ここで陸軍長官スチムソンは、日本本土侵攻作戦を回避しようと考えを変える。
すなわち、天皇制の容認(いわゆる保証)で、日本を無条件降伏させようと動き出す。
<br> (天皇制の容認は、国務長官代行グルーは以前から主張し、トルーマンにも進言していたが、その時点ではスチムソンは反対していた)。
<br> しかしアメリカ人の多数派は、それに反対。
おそらく決定的だったのが、元国務長官コーデル・ハルの反対である。
だからトルーマンとバーンズ(その時点での国務長官)は、それを退けた。
<br> そして、日本本土侵攻作戦を回避し、天皇制の容認(いわゆる保証)を行わず、なおかつ日本を無条件降伏させる可能性があるとすれば、それは原爆投下のもたらす心理的衝撃だけだった。
<br> トルーマンはそのように考え、その心理的衝撃を最大化するよう慎重に考え、都市部に対する二連続の原爆投下を決定したのではないか?<br> それが、本書の結論である。
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